6 有笠・太刀岡・坊抱

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2011/08/16

お盆休み、冠着山・坊抱岩でフェース。

2011年8月12日(金)~14(日) 坂本、玉谷

今年のお盆はなかなか計画が決まらず(何だか気分的に忙しく)、あそこに行こうよ、ここはどう?、なんて言っているうちにあと数日でお盆。
エンジン全開で何とか宿泊場所を確保して(玉さん腰痛などで今年はテント無理なので)、2泊3日で坊抱岩に行って来ました。

12日(金)初日

上野駅6:30(長野新幹線)上田駅7:52/8:10(しなの鉄道)戸倉駅8:26(タクシー3900円)坊城平

いつもの時間に松戸駅を出発。現場駅にはおひさまが終わって10分ほどの時間にすでに到着。速い。
戸倉駅はこじんまりとした小さな駅で、駅前も昔な感じ。
タクシーで冠着山の北側にある登山口、坊城平に向かう。事前にネットで調べると山の南側に県道が走っていて、そちらからの方が岩まで近そうだったのだが、運転手さん知らないという。登山口は坊城平だそう。

冠着山(かむりきやま)は別名が姨捨山(おばすてやま)、信州百名山のひとつです。
然らば本日はまず、山頂を目指す。40分位かかったかな、山頂に到着。鳥居があって、ブロックに囲まれたお社にお参り。
登山記録簿を見ると、毎日登ってきている人がいるようだ。私たちも名前を記録。
ここからは東西の眺めが良い。もっと晴れてたら、アルプスの山々も眺められたらしい。
ワラビもたくさん採れるそう(byセブンイレブンのお母さん)。
一番驚いたのはでっかい黒の毛虫。桜の木の下はご注意下さい。

しばし休憩して、今度は坊抱岩を目指す。
登って来た道をいったん下降。まだかなまだかな、と思いながら玉ちゃんが振り返ると、背後に岩塔。
とぼとぼと登り返し。脇道に入ってさらに登ると、坊抱岩の基部に到着。
親子かな、1パーティだけが登っていました。
ボルダーエリアも偵察。ここでまた驚く。
玉ちゃんが首からぶらさげた携帯蚊取に中型の緑の芋虫。さらに特大の黄緑のモスラを地面に発見。きゃぁ~!!!・・・と、ここまでで12時30分。
Google mapで調べると冠着山の南側県道から宿泊地まで歩いて1時間30分。
宿入りは初日と言うこともあり15時にしていたので、今から登ると少々中途半端。

という事で、南側県道からのアプローチ道を調べがてら下降を開始。
来た道を下り始めると、南側に下降するしっかり踏まれた道があり、そこを降りると、途中にボルダー(将棋岩とオセロ岩)があり、10分位でそのまま車道に下りることが出来た。

そこから車道を下る。とどめは白の小ぶりな毛虫。ふんっ。途中ショートカットして少々藪っぽい道も歩きながらリンゴ園の舗装道から県道に戻り、残りのジュースをちびちびと飲みながら汗だくで千曲川にかかる長い万葉橋を渡り、やっとこさセブンイレブンに飛び込んでアイスとジュースを調達した。
結局2時間30分かかってしまった。公園でお祭りやってたので、生ビールも一杯。

13日(土)中日

セブンイレブン前の長野観光タクシー(タクシー2600円)冠着山の南側県道沿い

昨日偵察した道からタクシーで登ってもらう。万葉橋を渡り、城山の善光寺別院への道に入れば、あとは道なり。第25号カーブのあたりまで登ります。

今日は直接坊抱岩へ向かう。登りで20分かからないか。我々一番乗り(この日は他に2、3パーティ)。
まず、簡単そうなAボルダーの5.7を登ってみる。が、終了点セットしているとブンブンブン。取りあえず急いで降りるがブンブン。さらに岩の基部も離れるがブンブンブン。昨日は毛虫で今日は蜂・・・(ちっこい枝みたいな蛇もいたな・・・)。羽音が落ち着いたところを見計らってロープ撤収。

上部にブッシュがないところは大丈夫だろうと、Eボルダーへ。
肩甲骨にシップを貼った玉ちゃんがオー・ルージュ10aを登る。★付は面白い。
その背後のトップロープの支点セット用かねぇ、と登ったのは湯の街旅情5.7。ここからBボルダーのルートにトップロープが張れる。続いて下部がかぶったCボルダーに上からトップロープを張り、ソーサルパッション10bとメタモルフォーゼ10a。

玉ちゃんの肩甲骨が疲れてきたので15時過ぎに終了。本日は岩場からそのまま坊城平に下り、タクシーを呼んで下降。硫黄の臭い漂う万葉温泉300円(せっけんなどは30円)で風呂に入ってから宿泊地へ。

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14日(日)最終日

本日も南側県道から入って、帰りも南側に迎えに来てもらうことにする。
坊抱岩には小川山から転進してきたパーティと、昨日も来ていた2人組(玉ちゃんが溝淵氏ではと後で気がついた)。
3日目だけど、初日の歩きで結構身体に来てます。坊抱岩自体は次の機会にして、ふたたびEボルダーへ。
あやつり人形10aはとなりのオー・ルージュより簡単。すぐ隣りのツタエリアの桃10aも同じく。桃の終了支点から、猫柳10cに支点をかけかえてトップロープで登ってみる。これも★付、面白い。

14時になったので終了。
帰りは駅に近い「萱」という日本酒も売っている蕎麦やで乾杯。乾杯していると外はゴロゴロ大雨が降り出した。私たちが店を出る頃には雨もあがり、純米原酒「雲山」をおみやげに買って帰りました(うんまいです)。
「オバステ正宗」も買いたかったんだけどなぁ(これはワンカップで純米を飲みましたが、ここの酒造会社は純米酒に力を入れているのですね、今度は買って帰ろうっと)。

夏でも涼しい「坊抱岩」。今年のお盆は特に暑かったけど、十分登れるという感じでした。岩もそれぞれ近いし、木陰があるから休めるし、そよ風も涼しいし、うんまい酒はあるし。ただし水は多め持っていったほうが良いでしょう。アプローチでは全身汗だくだったし。吸血虫は意外に少なかったな(とは言え、家に帰ったらポツポツ痒いが)。

坊抱岩 

玉ちゃんが立っているところが県道から歩いて登れる入口。右は第25カーブのカーブミラー。

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2009/10/14

有笠山でフェースの練習。

2009年10月10日(土)~12日(月) L.坂本、玉谷

玉ちゃんがフェースを希望したので、初めて有笠山に行ってきました(松ちゃん達は前に行ってるね)。9月のシルバーウィーク以来、久々の岩。

10日(土)偏屈岩2階
上野駅7:20(特急草津1号)中之条駅9:23(タクシー20分)有笠山西登山口手前(徒歩)偏屈岩(徒歩)沢渡温泉

時折山に登るというタクシーの運転手さんの話によると、ここら辺は色々と岩場や岩塔があるらしい。連休前の台風の影響もそんなになかったそうだ。

有笠山は少し深い山間の中にあるのかなと思っていたが、走る日本ロマンチック街道の両側には稲刈りの終わりつつある田んぼが小ざっぱりと広がっていて明るい。

そう時間もかからずに、城山のような感じの大きな岩を抱えたような有笠山が見えてきた。
小さな橋を渡って、有笠山荘への道に入ると、東西の登山道への分岐から未舗装の林道になり、そのまま西登山口まで入ってもらう。

初日はアプローチの近い偏屈岩へ。
西登山口より50mほど手前にケルンがあり、その踏み跡から入るとすぐにフロントウォール。
そのフロントウォールを左に巻きながら登ると、偏屈岩1階、2階となる。

私たちが一番乗り。
偏屈岩2階のハッピーマンデー10bにトップロープを張り、支点を移動しながら、リスのえさ箱10c、有笠2000 10d、青いパンツの男10bを登る。
2階は一番岩も乾いていて明るいし、どのルートも人工壁チックなムーブで面白い。

この日は我々の他に2-3パーティだったが、2階はアップで登りに来られた他は我々だけであった。

泊りは沢渡温泉の民宿。歩いてもそう遠くはない距離。
岩場で会った方たちと我々、お客さんは皆クライマーであった。

11日(日)南国エリア
沢渡温泉(軽トラで往復)東登山口

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民宿のおかあさんが軽トラを貸してくれたので、走るよりも少し早いスピードでカタコトと東登山口へ向かう。
スイッチを入れたスピーカーからは演歌が流れてくる。昭和だ・・・。
荷台にザックさえなければ、どこから見ても山へ作業に来たおっさんとおばちゃん、といった感じであろう。

登山口周辺には手前の路肩も含めて、すでに数台が駐車している。

2つの尾根に挟まれた広い谷沿いの登山道を登っていくと、すぐに右の尾根に想像よりも大きなフェアリーロックが見えてきた。

一旦、登山道を離れて偵察。人気エリアのようで数パーティが登っている。

さらに尾根を回り込んだところにあるヘルケイブを見に行くが、これも大きな岩壁だ。ここら辺は我々には難しいので、登山道に戻り左の尾根に向かって登っていくと、東の石門。

あとは尾根を左に巻き込みながら、東の石門エリア、南国エリアと続き、さらに登山道を登ると奥に縄文遺跡があったという大岩壁の先史人エリアが見えてくる。

さらに登山道を登ると大岩(ここはルートなし)があって、梯子や鎖場を登っていくと、有笠山の山頂。ハイキングとは思えないほど、高度感あるアプローチの登山道であった。

なお、南国エリアの岩壁にかかっているタンネ製のアブミとFixロープを登った先にアドベンチャーエリア、同じ岩の右端にいっぷくエリアがある。アドベンチャーも人気エリアのようだった。

と、ルート概念を掴むべく、東エリア一体を歩き回った。が、
東の石門エリアはルート図と現場のルートが結局一致せずじまいだった。

で、我々は誰もいない南国エリアを登ることにする。
旅館有笠10aをそれぞれリード。とうりゃんせ10cにトップロープを張って登り(面白い)、となりの白と黒11bも挑戦する(沈)。ここは偏屈岩と違い、岩が軟らかく指皮にも優しかった。

登った数が少ないものの歩き回ったので終了とする。

沢渡温泉に戻り、名物 塩まくら500円を偵察し、中之条名物シュッキーを買う。
沢渡温泉はこじんまりとした温泉場で、旅館が数件あるものの民宿という感じだ。
昭和な感じでのんびりとしているし、土産物やのおじさんも、酒屋のおばあちゃんも、人間味があって面白い。

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12日(月)偏屈岩フロントウォールと1階
沢渡温泉(徒歩)偏屈岩(徒歩)沢渡温泉14:37(バス30分)中之条駅17:02(特急草津6号)上野駅19:13

最終日は歩いて岩場へ、ということで近い偏屈岩にする。
初日登らなかったフロントウォールのミトンフット5.9、苔っぽくいやらしい。おまけに指皮がかなり痛い。
森の道10b、木漏れ日11aもトップロープでチャレンジするが、指皮が痛くて、意欲がどんどん減退してくる。
これを初日に登らなくてよかったねぇ、と言いつつ1階へ移動。

大統領10bとハローミッチェル10aをここもトップロープで登って終了。

初めての有笠山は日本四大岩場というだけあって、想像以上に大きな岩場でした。また、中級以上の人が多いようで、初心者ルートはわりかし空いていたような気もしたが・・・。

しめは駅前で寄る店を発掘しようと思いきや、駅に一番近い店の親爺に手招きされて、お酒も置いてあるよ、ということで吸い込まれてしまいました。玉ちゃんもまあまあ気に入ったようだし、なかなか面白い親爺さんでした。

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2009/08/16

太刀岡左岩稜5.9と不動沢愛好会10aと冬のいざない10cでマルチ。

2009年8月12日(水)~15日(土) L.坂本、玉谷

やっと良い天気になったかなというお盆。このところは人工壁でボルダーが多かったけど、久々登ってきました。

12日(水) 太刀岡山 ハサミ岩下部~左岩稜(5.9、計9P)

朝イチのあずさで出発。初日は最近人気のルートへ行くことにする。
太刀岡山駐車場に車を止めて上流に向って川沿いの車道を歩くと、梯子の可愛らしい橋。
これを渡ってチェーンをまたぎ、踏み跡をたどると下部岩壁。
さらに下部岩壁を左側にトラバースすると取り付き。

1P目:フェース~クラック
本来はフェースからだが、お盆直前の雨のせいか滑りそう。ランナウトするので左のクラックから取り付くものの、この中もヌメっている。上部の快適なはずのクラックもヌメっているし、ヤブ蚊の攻撃は容赦ないし、やっとこさ終了点へ。ビレイしている玉ちゃんもボコボコに刺される。

2P目:凹状クラック
右の細いクラックと左のオフィズスのダブルクラック。ここも快適なはずがヌメっている。リードする玉ちゃんのテーピングは緑色に変色。抜けてさらに登ってクラックで支点(キャメ1~2)

3P目:チムニー~スラブ
出だしハンドから。ここはスラブに立ちこむまで支点がない。したがってチムニーから身体がハズれるとかなり落ちるので、難しくはないけど怖かった。ヤブ蚊からもやっと解放される。

4P目:リッジ
左岩稜の始まり。ここからは全体的に岩をゴツゴツと集めたようなリッジで、とにかく一番高いところを登るようであった。クラックで支点(キャメ3~4)。

5P目:クラック~リッジ
出だしはワイドハンド。最初のカムを決めて伸び上がった瞬間、毛虫センサー警報発令。目の前に、岩と同色のかなり大きい毛虫が一体化している。慌てて降りて、何とか枝で追い払ったが、威嚇してくるほど手強かった。松の木が1本生えているので、そこから落ちてきたのだろうか。リッジを越えて、平らなところのクラックで支点(エイリアン黄~キャメ0.75)。

6P目~8P目:リッジ
ときおりフェース登りを交えながらのリッジが続く。とにかく岩の一番高いところを繋げながら登っていく。中間支点はあったりなかったりなので、カムで補強しつつ。さすがに高度感も出てくる。

9P目:フェース
最終ピッチは祠のあるコルから短いフェースを登ってハサミ岩の頭で終了。

9P目を懸垂下降でコルに戻り、登った岩の裏側へ左から回り込むと、登山道の標識が見える。あとは登山道沿いに下降すれば、駐車場に近い登山口へ到着。

初日は軽く登って終了のはずが、汗でドロドロ、喉はカラカラ、おまけにヤブ蚊でボコボコで時間も結構かかってしまった。誰もいなかったから良しとするか(小川山で会った諏訪さんチーム曰く、ここは冬に登るらしい)。

小川商店で水分補給して、韮崎近辺で買出ししたあと、みずがき自然公園へ。幕営料はロッククライミング会員は1張1000円と書いてあるが、何かの会員ということではなく、ロッククライミング目的であれば、1000円になるということであった(一般は1張2000円)。

13日(木) 天鳥川右岸スラブへ

予想外に初日から疲れたので、前から気になっていた近場に行ってみようと出発。
天鳥川が左へ巻き込んだ先でナメになった右岸がそうであったが、岩の基部まで登りつめると上部まで見える岩峰は想像以上に大きかった。しかしながら、クラックもスラブ下部も苔がついている。
というわけで、装備背負って来たものの、登らずに撤退。また汗ドロドロになったので、買出しを兼ねて町まで下降。たかねの湯で汗を流して漫画3~4冊の休憩。
本日もみずがきで幕営。

14日(金) 不動沢 愛好会ルート(10a、2Pを3Pで)

みずがき自然公園周辺は暑いが、不動沢は涼しい。ビレイしていると鳥肌が立つくらいに涼しい。愛好会ルートは、前回は1P目をそれぞれ登っただけだったので今回は上までつなげることに。

1P目:
終了点からずっと水が垂れている。ビレイ点にも時おり水滴がポタポタと。しかし、玉ちゃんは苦戦しながらもリードしていった。セカンドで登っていくと、クラックに手をつっこんで出せばテーピングは緑色の水滴だらけ。よく登ったな、と感心。

2P目:
出だしは湿っててコケコケしたオフハンドのクラック。あまり綺麗じゃないのでシブシブ登る。ここを越えると斜めに走る凹状のハンドクラック。さすがにコケコケからは解放。ハンドは上部が少し難しいだけ。それよりも出だしの方がいやらしかった。抜けた先でカムのサイズが足りなくなって、左の立ち木に逃げてピッチを切る。

3P目:
キツキツサイズのチムニーを玉ちゃん。抜け口でしばし静止してしまったが、何とか抜けてくれた。荷物を背負っていると登れないので、セカンドの私はハーネスに荷物とヘルメットをぶらさげて登る。

登りきったところから2mほどを懸垂下降。あとは踏み跡をたどって取り付きへ。戻ると2パーティいたが、2P目以降は誰も登ってなかった。

最終日は小川山を登ることにして廻り目平に移動。運良く駐車スペースも空いていたが、車の下に置いていたガスボンベを不動沢に忘れてしまった(見つけた方は使ってください、ごめんなさい)。

15日(土) ハコヤ岩 冬のいざない(10c、3P)

最終日。玉ちゃんのリクエストで冬のいざないを上まで。

1P目:
久々に登ると、結構色んなサイズのカムを使うし、思いのほか慎重に登る。終了点用に普通以上に長めのシュリンゲをもって登る。

2P目:
核心部を玉リード。こちらも久々なので、手順を確認しながら。いい手順が見つかったところもあったよう。今回セカンドは荷物背負いながらなので、私はA0しまくり。

3P目:
ここだけは初見参。下部はクラックで支点を取るが、被っているのでジャムよりもガバを狙って登るべし。このピッチも色んなサイズを使った。終了点は枝先から死につつある立ち木で。

ここから2Pで基部まで懸垂下降。
時間もほどよく、たかねの湯で汗を流し、漫画を1冊読んで、ついに鳥吉で乾杯して帰りました。開いてました。鳥吉ではなんと若い女性がエプロンかけてお手伝いしていましたが、未来のお嫁さんか?!

今回は写真ほとんど撮ってないので・・・。

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