2013/12/23

ROLLNLOCK クライミングテクノロジー社

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虫君3号(Ropeman3)がリコールになってから約1年。(→過去記事へ)
もう逢えないのかな、と思っていました。

それなのに・・・。
この週末、カモシカに行くとギアコーナーで我々を呼ぶ声。
「ぶんぶんぶん」「あれ?、虫君3号に似てない?」

惜しい。虫君ではなく、クライミングテクノロジー社の「ロールンロック」でした。
しかし、見ためは似ている・・・。
だけど、これはアッセンダーだけでなくプーリーにもなるんだって。

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そのプーリーにするための引っ掛け部分が目の下についている老眼鏡みたいなやつ。
この部分を頭の後ろ側にまわすとロープをロックする部分が機能しなくなる。
あれあれ、老眼鏡がないよ。頭の後ろにひっかかってるじゃん、みたいな感じかな。

それに、百恵ちゃんも似たような題名の歌を歌っていたな~。

じゃあ、ワシらの年代にぴったりじゃん。という事で即買い。
虫君とそんなに大きさは変わらないのでコンパクト。

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ロープ径は8~13mm。テープ幅は10~16mmに対応。ギアの重さは80グラム。
輸入販売元のダックス社のカタログには、「アルパインクライミングに適した軽量プーリー、およびアッセンダーです。アッセンダー、クレバスレスキュー、ホーリング等に使用します。また、セルフビレイの長さ調節にも使用可能です。」と紹介されています。

名前何にしようかな~。
アッセンダーのセットにすると、完全に年老いたニワトリって感じ。
お腹を上にして寝かせると、ラッコが海に浮いているようにも見えるなぁ。
カッコ良くもみえるし不細工にも見える、不思議なギア。
バーバパパにも見えるんだよね。う~ん。

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という事で、玉ちゃんではなく坂が紹介させていただきました。
もちろん玉ちゃんの道具箱にも入っております。

2013/09/11

オーツンのクラックグローブ

クラックグローブ

 小川山のセレクションのような、ちょっとしたクラック混じりのマルチピッチルートを登るときに便利だろうと思い、チェコのメーカー『オーツンのクラックグローブ』を買ってみました。これって、ロクスノ48号で紹介されていたんですねぇ。最近知りました。45年ほど前に一度『シンギングロックのジャミンググローブ』は買ったことがあるのですが……。いまいちシックリとこなかったのかよく覚えていないけど、会の若い衆にあげてしまっていたようです。

 先日小川山で、たまたまお会いした某プロガイドさんに、「おぅ、シンギングロックのものとは全っ然違うよ!ゴムが薄いからね。あれはイイよ。あまりショップでは売ってないけど。」と、マニア心をくすぐられてしまったのもキッカケなのです。

 このグローブを使って登るのは邪道で、“エイド”だとか“反則”だとか言う人がいるようですが、そうなるとテーピングテープを巻くことも“ズル”になるのでは?…、と思うのですが…。まぁ、ジャミング感覚が鈍るので、ショートルートでのクラックの練習には使う気は毛頭ありませんが。
 それと、クレイジージャムでハンドジャムをした手が抜けなくなってしまった人がいる(その後、ハンマーで叩いて救出!(*_*)したらしい)、という話を聞いたこともあるので、注意して使ったほうがいいかも…。

 余談ですが、某プロガイドさんとの話のついでに、『スーパーモック』についても尋ねてみたところ、曰く「おぅ、あれはソールが薄すぎるんだよね。インドアにはイイかもしれないけど…。暑いときは特にダメでしょっ、ぐにゃぐにゃになっちゃって。あれは、小学校で履く上履きみたいなもんだよね。ソールは、やっぱりC4が一番だね!」と、言われてしまひました。どうりで、スラブで立ち込めないはずですweep

 と、いうわけで、今後はジム履きになりました。どんぐりの三兄弟たち、スマン!
クラックには、『ユカシム』(モカシム・オンサイト)がいいそうですぞぃ。

クレイジージャム

クレイジージャムにて

2013/09/06

マット

マット
 「マット」と言っても、ボルダーマットのことではありません。今回はテントマットについて。
快適なテント生活を送るためには、マットは重要なアイテムだ。山では、いかにしてその日の疲れを取るかによって、その後の行動が大きく左右されるから。昔、“親方”と呼ばれる先輩(ヒマラヤニスト)に、「どんなに疲れていても、時間をかけてでも丁寧に整地をして、テントはきちんと建てるべし。そうすれば、結局は一晩ゆっくりと体を休められるんだから。」と教えられた。マットの前に、まずはこっちのが大事でしょ。まぁ、それは置いといて…。
 雪山でも、まだせいぜい厳冬期の雪稜バリエーションルート(もちろん国内ですが…)ぐらいまでしか行ったことはありませんが、“軽量・コンパクト・快適・耐久性”を考えると、現在ベストだと思われるのは、銀マットとサーマレスト(Therm-a-Rest)のコンビかな、と。
 
 サーマレストは、カスケードデザイン(っていうメーカー名だったような。現在はサーマレスト社?)の自動膨張式エアーマットと呼ばれるもの(“自動膨張式”とは言っても、8割がたは自分で空気を吹き込まなければならない…)で、「プロライト」というモデルの、大きさはスモール(半身用)←(ここ重要!軽量化・コンパクト化のため横になると当然足がはみ出してしまいますが、その部分にはザックを敷いて補って使っています。
エアーマットと言えば、学生の頃はキャラバンマット(緑とオレンジ色のあれ、知ってる?)しか無かったような気がする。あれは…weep、ね。重いうえによくパンクしたものです。

 銀マットは、こだわりの「さかいやオリジナル製キャンピングマット」。いろいろと使ってみたけど、これが一番イイ!下の画像は、「山と渓谷19816月号」に載った銀マットの初期の広告です。いまや100均ショップでも見かけるくらいにありふれた存在の銀マット。元々はニュートップ社「キャンプマット」が初めての商品のようで、エバニューのホームページを見ると、1978年発売(1990年頃にニュートップが廃業した後にエバニューが引き継いだのか?)になっています。現在では銀マットの無い冬山でのテント生活は考えられませんが、昔はレジャーシートとかを使っていたんでしょうか?
 
 35年前のカタログ誌「登山用具百科」山と渓谷別冊1979年/山と渓谷社)を調べると、サーマレスト(当時すでにあったんですねぇ。驚きです。)の51×183㎜サイズで18000円。同等のサイズのもので、キャラバンマットが5500円。銀マは1000円になってます。現在はサーマレストが12000円ほどなので、当時としてはかなり高価であり、ほとんど一般的じゃなかったと思われます。

銀マット1981年頃の「山と渓谷」の広告より


2013/08/28

mont-bell モンベル

 モンベル (2)

 5月某日、久しぶりに水道橋『さかいやスポーツ』へ行った。ますます繁盛してる様子で、かなり店舗が増えて(現在7店舗)いてビックリ。学生街ということもあり、時節がら大学山岳部系の先輩と新入生で賑わっており、もう30年も前に先輩に連れられて初めて訪れた日のことを思い出しながら、とても懐かしかった。
当時、大学のある八王子からわざわざ水道橋まで買い出しに来たのは、うちの大学が神田にあった時代からの流れだったんだと思う。あの頃、「さかいや」は確かまだ水道橋本店(現・ウェア館)と、御茶ノ水店(現・グリーンライフスポーツ)しか無かったと思う。3階建ての狭い店は、雑然としていて山道具がビッシリと溢れ、現在のように広々としたオシャレなお店には程遠かった。ポリタン・飯盒・ブキ・ヘッドランプ・キャラバンシューズ(!)・コンパス・ソックス・雨具・シュラフなどの個人装備を皆で買い揃えたのだが、初めて見る山道具はどれもがもの珍しく、これから始まる未知の世界を想像してワクワクしたものだ。

 その時に買った山道具のうち“ハイパロンレインウェア”“スリーピングバッグ・ダクロンスタンダード”が、『モンベル』との出会いでした。親しみやすく優れたデザインと高いクオリティ…、なのに低価格。欧米の輸入品と比べても遜色ない…、いや、むしろとても魅力的に見えたものです。その日以来、モンベルはもっとも愛着のあるブランドになった。タープ、ツェルト“オーロンのソックスやセーター”“ウイックロンラガーシャツ”、etc…、シンサレートが封入されたスーパードリューパーカー”っていうオーバーヤッケや、内側が起毛された“ゴアテックスシュラフカバー”も名品でした。これらのほとんどが、“オールドモンベル”と言われる(?)時代のオリジナリティー溢れる定番商品で、かなり売れたことと思う。それからのモンベルはご存知のように飛ぶ鳥を落とす勢いで、あっという間に世界的にも有名なビッグブランドへと成長していった。
最近では、個人的にはモンベル製品を買う機会はほとんどなくなってしまったけれど、『モンベル』とか『さかいや』と聞くと、なんだか妙な懐かしさと気恥ずかしさでいっぱいになるのです。confident

スリーピングバック モンベル1_0001

ハイパロン モンベル2

モンベル3


 1981~1982

年当時の、

雑誌「山と渓谷」の広告より


PS;「さかいやスポーツ」

 とても懐かしいものを発見しました。雑誌『山と渓谷№556』(19835月号)の裏表紙に載った「カリマー」の広告で、30年前の当時のさかいやスポーツを紹介したものです。社長もスタッフも、みんな若い!若い!
この小さなお店に、僕らはワクワクしたのだ。

さかいや

2013/02/01

ボリエールの「フィーレ」

フィーレクラシック

 あまり使わなくなった古い山道具を整理していたら、押入れの奥から懐かしい靴が出てきた。もうとっくに捨てたと思っていたが、いつかまた本チャンルートに行くこともあろうかと、捨てられずに残しておいたのだろう。一応ステルスC4にリソールしておいたような気もする。

僕が20年くらい前に初めて買ったクライミングシューズです。「フィーレ」としては最も後期のモデルで、「フィーレ・クラシック」という名前で売られていました。長時間履いていても足が疲れないし、靴底が厚いからアブミに乗っても痛くないので、当時は、アルパイン専用シューズの定番としてとても人気がありました。

 そもそも「フィーレ」(英語読みではファイヤー)が世に登場したのは、1983年。日本では1984年、「フィーレイ」の名で発売された。粘着性の強いゴムをソールに採用した最初のクライミングシューズとして画期的・革命的なものだったらしい。かのジョン・パーカーが、それまでのEBシューズがヘキセントリックだとすると、フィーレイはフレンズだよ。マジックシューズだ!」と言ったとか。この靴は爆発的に売れたようで、雑誌『岩と雪 №100』を読むと、当時のクライマーたちの驚きとフィーバーぶりが伝わってくる。フリークライミング(当時は「ハードフリー」と呼んでいた。)の歴史は、このシューズの登場によって始まったと言ってもいいのではないでしょうか。
 
 それにしても、以前に昔の雑誌で、平山裕示だったか檜谷清だったかが、ブカブカのフィーレで5.12とかを登っている写真を見たことがありますが、う~ん、凄すぎですねぇ。上手い人は、何を履いても上手い!そしてまた、何を履いても、ヘボはヘボ・・・・・(T_T)。

 

2012/12/28

ファイブテン 「スーパーモック」と「モカシム」

モック

 5年ほど履いたお気に入りの「赤モカシム」が、かなりヘタッてきたので買い換えることにした。都内のショップを数件のぞいてみた、が、どこにも置いてない。あれほど人気のある定番シューズなのに、なぜ?もしや、廃番になっちゃったのか?
焦って、ネットで調べ、ファイブテンの輸入代理店であるキャラバン本社1階のキャラバンショップ巣鴨店を捜して行ってみた。あった、あった。さすがに輸入代理店です。小さな店ながら、ファイブテンのラインナップがほとんど並んでいました。イイ感じの店長さん曰く、モカシムよりも、今は「スーパーモック」の方が圧倒的に売れているそうです。「スーパーモック(Super Mocc)は、SuperMoccasym、つまり、モカシムの性能をさらに進化したモデルらしい。ソールは、ステルスC4の耐久性を高めて、足裏感覚に優れた極薄のミスティークというゴムが採用されている。トゥ部分もゴムで補強されていて、細いクラックでも安定して立ち込めそうだ。どんなスポーツでも道具の進歩とともに新しい記録が生まれるものだ。「わざわざ古いモデルの道具を買う人はいないでしょう。例えば、サッカーだって、釜本が履いていた頃の靴をわざわざ履いてプレーする選手はいないでしょ。それと同じことです。」…、ん~(~_~;)、ごもっとも。
それでも、やっと探した赤モカシムを買いに来たんだから…と思い、とグダグダと悩んでいると、シビレを切らした店長さんの、「まぁ、スポーツとしてと言うより、趣味として持ってるのもありなのかな…。(未だに長いウッドシャフトのピッケル持って、尻皮つけてる中高年登山者みたいなものか?)。まぁ、他の(スポーツの)靴と比べれば、高いもんじゃないし…。」という、独り言のようなセールストークにやられて、結局両方とも買ってしまいましたcoldsweats01

上の画像はモカシム兄弟。左から、2代目モカシム。2代目ユカシム(モカシム・オンサイト)。そして、スーパーモック。そんなにモカシムばかり買ってどうすんねん(*_*)。

PS;初めて行きましたが、キャラバンショップ巣鴨店は、巣鴨駅からほど近く、店長もスタッフも感じがイイしファイブテン好きにはお薦めです。ただし、サイズをあまり置いていないので、事前に連絡をしておけば用意しておいてもらえる、とのことです。

2012/11/01

ワイルドカントリーのロープマン3

DSC01538

  ついに出ました!『ロープマン3』。直接、代理店に予約して購入してしまいました。小さいながらも優れモノです。ロープ径φ9㎜~11㎜に対応できます。さらにテープも使用可能になり、旧ロープマン共にデザインも一新されました。
初代ロープマンが登場したのは15年ほど前だったろうか。マイクロアッセンダーとしてはパイオニア的なギアで、特にカム部は、他のアッセンダーがトゲ状になっているのに対して、ロープを傷つけることのない形状になっている点でも画期的でした。その愛らしいフォルムから、相棒は「虫くん」と呼んで可愛がり、主にセルフレスキュー用としてアルパインクライミングのお供に持ち歩いていたものです。そのうち、救助訓練以外にはほとんど出番がないままいつしか忘れ去られていましたが…weep
『ロープマン3』の類似ギアとしては、2年ほど前(?)に出た、コング社の『ダック』がありますが、我々にとってはやはりロープマンの方がずっと愛着があるのです。こういう可愛いギアは、たとえ使うことが無かったとしても、眺めたり、いじったりしているだけでもなんだか嬉しくなってしまうじゃないですか。(……、って俺だけ?)

アッセンダー

追記sign012012年11月1日)
ワイルドカントリー社および輸入代理店のモンベル社より、ロープマン3のリコールのお知らせがありました。
詳しくは、「モンベル」のホームページや「雪山大好きっ娘」サイトへ

2012/05/24

ペツルのヘッドランプ「ティカXP」

ティカ (1)

 最近のヘッドランプ(通称ヘッデン、あるいは懐デン)の種類、多すぎないかい?ペツルとブラックダイヤモンドという2大メーカーのものだけでも50種類はあるのでは?(そんなには無いか。)カラーバリエーションも豊富で、買うほうもかなり迷ってしまうだろう。スペックの違いは詳しくは知らないけれど、メーカーももう少し絞ってもいいのではないかと思う。
初めて買ったヘッドランプは、由緒正しき日本の「ナショナル」製品でした。そう、あの黄色くて四角いヤツ。今思い返すとかなり大きくて重いうえ、ゴムバンドはすぐに伸びてしまって、よくズリ落ちてきて具合が悪かった…。それからずいぶん経ち、ペツルの『ズーム』を使っていたが、初めてLED電球を搭載した『ティカ』が登場したときはかなり画期的でした。LEDの採用はもちろんのこと、軽量で最小。当時流行っていたiMacを意識したような、近未来的なデザインも斬新だった。その後、『ティカ』シリーズにさらに進化させた『ティカXP』が加えられたのだが、ワイドビームとスポットビームに切り替えることができる、まぶたのようなレンズがかっこ良くて今でも現役で使っています。こいつを越えるものはまだ出てきてないと思うのですが、いかが?

ナショナル2 
1984年頃、新人歓迎合宿の飲み会にて。
これです!「ナショナルの黄色い懐デン」。
…、つか、みんな髪の毛あるなぁ(*_*)

SONYのラジオmb(ミリバール)

 SONY mb  
 だいぶ傷だらけになってクタビレておりますweepが、まだまだ現役です。「ヘクトパスカル(hPa)」じゃなくて「ミリバール(mb)」というネーミングに時代を感じますねぇ。懐かしい…。僕らの世代では、気圧の単位と言えば、なんてったってミリバールでしょう。名前からもわかるように、山で天気図を描くための専用ラジオ。元祖“山ラジオ”です。正式名称は、『SONY mb NSB1/MW RECEIVER ICR-3000』。防滴構造・耐衝撃設計・簡易照明付き。MW(中波)全域と、高層天気図を描くための山岳高層気象通報が聴けるNSB1(ラジオたんぱ第一放送)の2バンドが受信できます。1987年発売というから、24年も前のもの。最近では、同じくSONYから“山ラジオ”という名称の携帯ラジオ(ICF-R100MT)が出ていて人気があるようですが、個人的には断然この「mb」のほうが“山ラジオ”らしいし、機能的にもデザイン的にも優れていると思っています。これは名機です。(ちなみにSONYの名機といえば、スカイセンサーICF-5900っていう憧れのBCLラジオがあったなぁ。これまた、とっても懐かしい!)

 考えてみると、こいつは僕が持っている山道具たちの中では一番長い付き合いなのです。道具は所詮道具だから、使ってナンボ。使えば使うほど、古くなって汚れ、破れたり壊れたりしてしまう。壊れてしまったら捨ててしまうし、まだ使えるものでも、、新しいものを買ったら後輩に譲ってしまったりして意外と古い山道具は残っていないものだ。しかも、こいつは今までに夏も冬もほとんど全ての山行を共にしてきた。あれだけハードに扱ってきたのに、とにかく頑丈で、まだ壊れないで残っているというのが不思議なくらいです。やはりこいつは名機です。

 天気図で思い出深いのはやはり冬の山行が多い。10年以上前の年末に北鎌尾根に行った時のこと。独標手前P9の狭いテン場に7パーティーほど集まっていたが、NHK第二の気象通報が始まった途端にいっせいに静かになった。少し吹雪いて 酷く寒い夕方、淡々と原稿を読み上げるアナウンサーの声だけが響いていた短い時間は、知らないパーティー同士なのに一体感を感じて、心強くなんだかとても嬉しかったっけ。また、違う年の年末に隣の硫黄尾根に行った時には、「アンガルスクで-54℃。強い寒気が…バリ・バリ!(雑音)」とかなんとか聞こえたようだったので、もう1パーティーいた人たちに確認したところ、間違いない、というのでビビって速攻下山した。その時の2人組は諏訪山岳会の高橋さんと内山さんで、翌年のGWに、硫黄尾根リベンジで再会したり、八ヶ岳・小川山などでよくお会いします。

 山はラジオが似合う。夏山でラジオを鳴らしながら歩くオッサンには困ったもんだが、天気図を描く姿は山の一つの風景と言えるでしょう。飯田睦治郎先生の各種教本や山本三郎先生の『登山者のための気象学』にはお世話になりましたよ。でも今、若い衆は山で天気図を描いているのかな?「玉さん、今時はスマホで天気図が見れるし、山の予報もわかっちゃうんっスよ。」だなんて言われるかも。…そうかもしれない、でも本当にそれでいいんだろうか?「天気図が描けること」と「天気図が読めること」は、(特に冬山では)必須技術です。雪まみれで転がりこんだ狭いテントの中で、なんとか聞き取った気象通報。鉛筆を舐めながら凍える手で描き上げた天気図を見ながら皆で明日の行動予定を想ってみる…。山ヤさんとしてはとて大事な時間だと思うのですがねぇ、……。

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Mb3 Mb4

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 1987年当時、雑誌「山と渓谷」に
 掲載された広告より

2012/05/15

CCHとFIXEのエイリアン

エイリアン

 クラック好きには朗報ですshineクライマーに圧倒的に支持されているマイクロカムの“エイリアン”が、久しぶりに復活しました。
メーカーはCCH社からFIXE社へと変り、それに伴って輸入代理店もロストアローからマジックマウンテンに移ったようです。よく使うサイズの「レッド」と「イエロー」の間に「グレー」が追加されています。また、代理店のカタログを見ると、最も小さいサイズの「ブラック」や大きめの「オレンジ」以上のものは今期のラインナップにはありませんが、来期以降には追加されるもよう。
数年前に、エイリアン製造中止のニュースを聞いて、慌てて1セット予備で買っておいたのですが、余計な心配でした。なお、山道具屋を数件廻ったのですが、入荷数が少ないのか?、ほとんどの店で置いていないか、あるいは「今後も置く予定が無い。」との返答でした。
2012年5月12日現在、カモシカスポーツ、カラファテ×、秀山荘×、さかいやスポーツ×です。早めにゲットすべし!
代替ギアとしてはメトリウスのマスターカムがあるが、トリガーとステムが固めで扱いづらい。やっぱり、エイリアンじゃなくっちゃね。

PS;ちなみにCCHのエイリアンに関する修理は、引き続きロストアローが受け付けています。CCH社自体はもう無いのですが、部品交換などの簡単な修理はロストアローで行っているようです。