2006年12月29日(金)~1月2日(火) 4泊5日 L:坂本、SL:玉谷
年末年始の伊豆クライミングツアーもこれで3度目。ちなみに2007年の目標はフェースにした。
29日(金) 城山南壁で練習
玉谷車で松戸5時出発。三島経由は道路が混むので、宇佐美から19号を使って城山に向った。岩場には9時30分に到着。バトルランナーを登る年配組がいるだけで、その後も有持さんを含む数パーティと結構空いていた。
とにかく簡単なところから登ろうとルート図を眺めるも、どこがどのルートか良くわからない。この範囲は5.9だろうと取付いてみるが、中間で落ちていきなり擦りむいた。クラックで手が決まるのに慣れすぎたせいか、手が甘いと怖い。仕方なく左のルートに逃げてトップロープで練習。ブルースカイ5.9、フルハムロード10b、鎌形ハング1P目10aを登って足慣らし。最初に取付いたのはフルハムロードたっだみたい。
朝が早かったので、早めに終わらして東伊豆へ移動、翌日のために門脇崎の駐車場を見に行く。なんと、駐車場の手前で山野井泰史ご夫妻とすれ違う。感動・・・。
30日(土) 門脇崎南の磯で吉田和正氏のスクール
10時10分に門脇崎の駐車場に集合。吉田和正氏とは夏の北海道以来、すこし痩せたみたいだ。私たちのほかに2名が参加。一番年上の方は72歳!室内壁のかぶったのも登ってしまうそうで、私たちまだ30年は登れるよぉと二人で喜ぶ。
July the ダディの下部5.9、とえるぶ・さーて10c、熱き思いを込めて11b、チャームポイント10c、イエローサブマリン10c、海が見える5.8にロープが張られる。南の磯は主にフェース系で吉田和正氏によるルートも多い。熱き想いを込めては城ヶ崎ではじめて作ったルートだそうだ。
昨日同様、手が甘いと怖くて、なんだか岩にしがみついてしまう。とえるぶ・さーては×、熱き想いを込めては途中引き上げ、海が見えるは一手届かず。その他は何とか登るが、終わる時間には指の腹が痛くなった。
31日(日) 城山クッキングワールドで練習
この日は自主トレ。國分誠氏のガイドブック『IZU JOYAMA Free Climbing Guide 400』に「初中級者向きで短いルートが多い。足場もしっかりしていて、トップロープも容易に張ることができる。また、冬でも暖かいエリアである。」と書いてあったので、行ってみることにする。
南壁に行くための駐車スペースはすでにいっぱい。庵鹿川のシールを貼った神戸ナンバーの車も止まっていた。私たちは林道をさらに上って白いベンチの駐車場へ、ここも全国各地からの車が止まっていた。
何度か来ている親子連れに教えてもらいながら、ハイキング道を歩いて城山山頂を目指す。ここから鞍部に下ったところで、男性が岩場に向って懸垂下降していった(かなり大きな岩場です)。その先に女性がいたので、「ここがクッキングワールドの頭ですか?」と聞いたところ、「あら、本買ってくださったの」と答えが返ってきたので、「岡村千恵子さんですか?」と聞き返すとそうであった。岩場への道を教えてもらうと、外人さん3人パーティのほかは我々だけ。日当たりもよく見晴らしもいい。
イタリアンジェラート5.8、焼きビーフン10a、始の辣韮漬5.9をリードした他は、トマッテーナ10b、ペパロンチーノ10c、ポーチドエッグ10aをトップロープで登り、明日もあるので終了とする。
帰りに國分さんと岡村さんに挨拶すると、「ワイルドターキーゴージも簡単なところあるから登ってね」と声をかけられた。上部は初めてきたが、きれいに整備されているし、この日も國分さんは壁の掃除に来ていたようで、さらに立派なガイドブックも出しているし、これは本当に好きじゃないと出来ないなぁと感心してしまった。
1日(月) 門脇崎南の磯で吉田和正氏のスクール
再びスクールに参加。私たちのほかに1名。
集合時間の1時間前には着いたので、保科さんが裸足でフリーソロしたポセイドンを見に行く。岩塔だと思っていたが、真横から見ると横に長い大きな岩であった。門脇崎は吊橋と灯台があって、観光客もかなり多い。ブラブラと観察しながら時間をつぶす。
この日はブルーノート5.9、ここはどこ10a/b、イエローサブマリン10c、チャームポイント10c、熱き想いを込めて11bにロープが張られる。今回、私たちはフェースを練習したいと伝えていたので、今日の課題は熱き想いを込めてなのだろう。
まずブルーノートから始めるが難しい、5.9ではなく10aだろうということになる。続いてイエローサブマリン、一昨日は×だったのにこの日は○。身体の動きがだいぶフェースに慣れてきたようだ。熱き想いを込めてはムーブをつなげることを目指す。中間部のムーブもいいとこまで出来た。ここはどこ・・・も10a/bより難しく最初は11か!と言っていたが、ムーブを見つけても10cはあるだろうということになった。
一昨日よりも潮で滑りやすかったわりには、ホント慣れてきたせいか、立てるようになってきた。帰り際、コソ練のためにトップロープの支点場所を教えてもらう。
2日(火) 帰松の日
さすがに4日連続で登ったので、帰るだけにする。9時に出発して、松戸に14時着。
吉田氏と話していると、我々の目標は5.12でしょという感じであった。頑張って、まず11を目指したいと思う。
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