2009年10月10日(土)~12日(月) L.坂本、玉谷
玉ちゃんがフェースを希望したので、初めて有笠山に行ってきました(松ちゃん達は前に行ってるね)。9月のシルバーウィーク以来、久々の岩。
10日(土)偏屈岩2階
上野駅7:20(特急草津1号)中之条駅9:23(タクシー20分)有笠山西登山口手前(徒歩)偏屈岩(徒歩)沢渡温泉
時折山に登るというタクシーの運転手さんの話によると、ここら辺は色々と岩場や岩塔があるらしい。連休前の台風の影響もそんなになかったそうだ。
有笠山は少し深い山間の中にあるのかなと思っていたが、走る日本ロマンチック街道の両側には稲刈りの終わりつつある田んぼが小ざっぱりと広がっていて明るい。
そう時間もかからずに、城山のような感じの大きな岩を抱えたような有笠山が見えてきた。
小さな橋を渡って、有笠山荘への道に入ると、東西の登山道への分岐から未舗装の林道になり、そのまま西登山口まで入ってもらう。
初日はアプローチの近い偏屈岩へ。
西登山口より50mほど手前にケルンがあり、その踏み跡から入るとすぐにフロントウォール。
そのフロントウォールを左に巻きながら登ると、偏屈岩1階、2階となる。
私たちが一番乗り。
偏屈岩2階のハッピーマンデー10bにトップロープを張り、支点を移動しながら、リスのえさ箱10c、有笠2000 10d、青いパンツの男10bを登る。
2階は一番岩も乾いていて明るいし、どのルートも人工壁チックなムーブで面白い。
この日は我々の他に2-3パーティだったが、2階はアップで登りに来られた他は我々だけであった。
泊りは沢渡温泉の民宿。歩いてもそう遠くはない距離。
岩場で会った方たちと我々、お客さんは皆クライマーであった。
11日(日)南国エリア
沢渡温泉(軽トラで往復)東登山口
民宿のおかあさんが軽トラを貸してくれたので、走るよりも少し早いスピードでカタコトと東登山口へ向かう。
スイッチを入れたスピーカーからは演歌が流れてくる。昭和だ・・・。
荷台にザックさえなければ、どこから見ても山へ作業に来たおっさんとおばちゃん、といった感じであろう。
登山口周辺には手前の路肩も含めて、すでに数台が駐車している。
2つの尾根に挟まれた広い谷沿いの登山道を登っていくと、すぐに右の尾根に想像よりも大きなフェアリーロックが見えてきた。
一旦、登山道を離れて偵察。人気エリアのようで数パーティが登っている。
さらに尾根を回り込んだところにあるヘルケイブを見に行くが、これも大きな岩壁だ。ここら辺は我々には難しいので、登山道に戻り左の尾根に向かって登っていくと、東の石門。
あとは尾根を左に巻き込みながら、東の石門エリア、南国エリアと続き、さらに登山道を登ると奥に縄文遺跡があったという大岩壁の先史人エリアが見えてくる。
さらに登山道を登ると大岩(ここはルートなし)があって、梯子や鎖場を登っていくと、有笠山の山頂。ハイキングとは思えないほど、高度感あるアプローチの登山道であった。
なお、南国エリアの岩壁にかかっているタンネ製のアブミとFixロープを登った先にアドベンチャーエリア、同じ岩の右端にいっぷくエリアがある。アドベンチャーも人気エリアのようだった。
と、ルート概念を掴むべく、東エリア一体を歩き回った。が、
東の石門エリアはルート図と現場のルートが結局一致せずじまいだった。
で、我々は誰もいない南国エリアを登ることにする。
旅館有笠10aをそれぞれリード。とうりゃんせ10cにトップロープを張って登り(面白い)、となりの白と黒11bも挑戦する(沈)。ここは偏屈岩と違い、岩が軟らかく指皮にも優しかった。
登った数が少ないものの歩き回ったので終了とする。
沢渡温泉に戻り、名物 塩まくら500円を偵察し、中之条名物シュッキーを買う。
沢渡温泉はこじんまりとした温泉場で、旅館が数件あるものの民宿という感じだ。
昭和な感じでのんびりとしているし、土産物やのおじさんも、酒屋のおばあちゃんも、人間味があって面白い。
12日(月)偏屈岩フロントウォールと1階
沢渡温泉(徒歩)偏屈岩(徒歩)沢渡温泉14:37(バス30分)中之条駅17:02(特急草津6号)上野駅19:13
最終日は歩いて岩場へ、ということで近い偏屈岩にする。
初日登らなかったフロントウォールのミトンフット5.9、苔っぽくいやらしい。おまけに指皮がかなり痛い。
森の道10b、木漏れ日11aもトップロープでチャレンジするが、指皮が痛くて、意欲がどんどん減退してくる。
これを初日に登らなくてよかったねぇ、と言いつつ1階へ移動。
大統領10bとハローミッチェル10aをここもトップロープで登って終了。
初めての有笠山は日本四大岩場というだけあって、想像以上に大きな岩場でした。また、中級以上の人が多いようで、初心者ルートはわりかし空いていたような気もしたが・・・。
しめは駅前で寄る店を発掘しようと思いきや、駅に一番近い店の親爺に手招きされて、お酒も置いてあるよ、ということで吸い込まれてしまいました。玉ちゃんもまあまあ気に入ったようだし、なかなか面白い親爺さんでした。
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