2007年8月11日(土)~14日(火) L.坂本多鶴、SL.玉谷和博、松澤、斉藤(12日まで)
11日(土) 前絵星岩へ
新宿駅7:00(特急あずさ)韮崎駅8:38(レンタカー)みずがき植樹祭広場
~カサメリ沢~(レンタカー)廻り目平18:00
韮崎駅にて松ちゃん・あたる君と合流。
植樹祭広場に車を停めて、カサメリ沢まで歩きで30分ほど。
二人にモツランドを紹介して、玉坂は前絵星岩に向う。
(松ちゃん達の報告は松ちゃんよろしくね!)
まず、アプローチルートの偵察。岩の右斜面を登りながら探すものの、気がついたら前絵星岩ピーク直下の鞍部まで来ていた。1ページに大きく書かれたルート図と、自分の頭の中のイメージの距離感にかなりギャップがあることがわかる。ついでに終了点を確認して一旦下降(終了点の岩陰には朽ちたシュリンゲ模様の蛇がいた)。
ルート図のアプローチはルンゼ状か支稜かと思っていたので、ここかな、という所からとりついてみる。短めにきって2Pで懸垂支点のあるテラスに到着。目指すフィンガークラックがないので、それより上に来たらしい。
そのまま目の前のピッチ(15m)と歩き(10m)でオフィズスのダイレクト(10a、25m)に到着する。三倉岳を思い出すようなクラックで、岩もきれいだ。
ギアを回収しながら登り降り、初めてキャメの6番も使って何とかテラスにたどり着く。
ここから1P(20m)、最後は左上クラックを抜けて終了点に到着した。
終了点からは懸垂支点通りに下降。一番最後は立ち木を使って60mロープ1本で下降。
松ちゃん、あたる君と駐車場に16時30分の約束だったが、少々遅れてしまう。
玉ちゃんは駐車場にいた人に彼らのお父さんに間違われたみたいで、少し消沈。ま、今回だけじゃないし。
あとはナナーズで買出しして、廻り目平に移動。このメンバーでの幕営は昨年のガスコンロ忘れた小川山以来か・・・。
12日(日) 湯川へ
廻り目平10:40(車移動)湯川(車移動)廻り目平18:40
松ちゃんとあたる君は金峰山荘でマットを借りてボルダーへ。
我々は吉田和正氏のスクールに参加する。
我々を含めて6名、愛媛からの若者も参加していた。
コークスクリュー5.9、サイコキネシス10c、バンパイヤ10c、テレポーテーション10d、北京の秋10aを登る。
予想に反して虫にも刺されず、岩場の左側は風もあって涼しかった。
あたる君は来週がお盆休みなので、本日帰還。
夜は松ちゃんが買ってきた砂肝に軽くブーイングが・・・。
吉田和正氏は15日に関空からコブラクラックの旅に出発するそうだ。私たちも陰ながら応援しております。
13日(月) みずがきボルダーへ
廻り目平9:00(車移動)みずがき
小川山は混んでそうだし、みずがきに移動しようと思っていたところ、加藤泰平さんから一緒にボルダーに行かないかとお誘いをうけ、ご一緒させていただくことにした。
泰平さんパーティはマーモットの荒井氏と中村嬢、私たちはあたる君が帰ったので、玉、坂、松の3人。植樹祭公園よりも手前の駐車場から、石を探して移動する。泰平さんはランニングに短パン、ビーサンを履いてショルダーバック。虫除けスプレーもかけずにヤブにもつっこんでいく。
最初の石は苔がついているものの右側には穴がポコポコと続いている。うまい具合に出来ているものだ。
5mほどの高さなのだが、我々からすると高い、落ちたら危ない、怖い。
泰平さんのお手本のあと登ってみる。ある程度登るともう降りられないので、最後は必死こいた。
順番が最後になればなるほど怖さが増すこともそれぞれが納得する。
石の左側もチャレンジするが、下部で脱落。
次の石に移動する。今度は苔もなく、きれいな石だ。
最初にカンテ脇を登り最後はマントルを返すルートにチャレンジ。しかし難しい・・・。
次にスラブ。1回ずつ滑り落ちながら(玉ちゃんは膝下、松ちゃんはオデコ擦りむき)、また必死こいて上まで登る。全員の登っているときの沈黙と登ったあとの歓声のギャップも面白い。
続いて、出だし足が被ったフェース。このホールドはどうだろうか・・・と探り合う。
お昼もすぎたので、いったん降りて皇帝岩のそばでランチタイム。
私たちウィダーインゼリーにお団子、昨日の余りのキャベツ。泰平さんたちはレタスにハムとチーズのサンドイッチ。私たちがキャベツをポリポリ食べているとパンをわけてくださいました。皇帝岩には数名のボルダラーがいて、私たちもドランジの課題の下部だけ挑戦してみる。
最後の石に移動する。ちょうど木の枝に隠れて見えにくい。
2番目の石よりひとまわり小さいが、これも面白そうな石だ。
正面の課題に挑戦する。この穴を使ったらどうだ、とか色々考えるのは面白い。
松ちゃんが登って、私も何とか登れた。
次にカンテを使って登る課題に挑戦。
こういう動きをしたことがないので、身体がうまく動かない。
泰平さんと荒井氏がさすが上手に登られた。我々は松ちゃんがもう少しという所まで。
しかし、こういう石が見えないところにたくさんあるのだなぁ。
トキオ君によると2000以上の課題があると、泰平さんより聞く。
駐車場に戻って、廻り目平に戻る泰平さんたちと別れる。
偶然であったが、勉強になったし面白かった。
ナナーズまで買出しに出かけて幕営。3日連続焼肉。それも肉とキャベツだけの・・・。
さすがに疲れてきたが、最終日はまた前絵星岩に行くことにする。
14日(火) 前絵星岩へ
植樹祭広場8:00 前絵星岩~14:00 植樹祭広場14:30(レンタカー)風呂15:30~16:00 韮崎駅鳥吉17:00
韮崎駅18:28(特急あずさ)新宿駅20:21
初日に登れなかったフィンガークラックのハイド氏5.9と隣りのオフィズス、ジキル博士5.9を登りに行く。アプローチルートを本日も探す・・・が、また間違えてしまった。ルンゼではなく支稜でもなく、石であった。
ルート図ではアプローチルートは基部から10mほどあがった所のように書かれているが、実際は基部の右端という感じである。
しかしながら無事に取り付きに到着。あとから来たパーティが先に登ったあと、我々も登り始める。
ハイド氏はコーナーのフィンガーからオフィズス内のフィンガーに続く面白いルートだ。とは言え、最終日となると足の立ちこみも疲れてきてしまってテンション。
松ちゃん、玉ちゃんと登ってきたあと、終了点にトップロープの支点を作ってジキル博士を登って遊ぶ。
ここはオフィズス登りというよりは、レイバック登りであった。
この2ルートの間のスラブも面白そうだし・・・。
しかし、ここの蟻はよく噛む蟻だ。ビレイしている間に3回も噛まれた。
お昼も過ぎたし、もうお腹いっぱいになったので、下降する。
風呂で4日間の汗とアカを洗い流し、松ちゃんはひと足先に、我々はいつものように鳥吉によって帰った。
ここ数年、お盆休みの天気はいまいちだったが、今年は全日晴れ!
充実した4日間が過ごせた。
ピンぼけ混じりですが、別に写真アップします。
コメント
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