2008年9月13日(土)~15日(月) L.坂本、SL.玉谷
松ちゃん隊は岩トレお疲れさまでした。我々は1ヶ月ぶりに小川山へ。
13日(土) バードウォッチングエリアへ
いつものように新宿7時発のあずさに乗り、韮崎経由で出発。
途中、ナナーズで買出し中に山岳ガイドの廣瀬さんに会い、涸沢2峰にある廣瀬ダイレクトルートのアプローチを伺う。
廻り目平はお盆よりは駐車場も混んでいる。
が、バードウォッチングエリアは我々だけであった。
今回もきびたき10c、坂本からリード。下部はかなり落ち着いて登れていたのに、核心で急にチグハグになってしまった。1ヶ月前はいい感じで次行けるぞって感じだったのに・・・。
玉ちゃんも私の動きがうつってしまったのか、核心テンション。しかしトップロープではグイグイ身体伸びているのにね。
しっくりしないまま終了。この日は豚トロキャベツ焼肉と焼きそば。
14日(日) 涸沢2峰南壁オリジナル&ダイレクトルート
明け方に雨が降っていたが、そんなに濡れるほどでもなさそう。遅めの出発で涸沢エリアに行くことにする。
フェニックスの大岩の手前にあるケルンから沢の右岸沿いの踏み跡をたどり、少し先でガレ沢に降りる。ガレ沢を詰めてケルンが左手に見えるところで左のガレ沢に移り、その沢をしばらく登り、右手のケルンで踏み跡に入る。
古い板に涸沢二峰方面へと書いてあるのがかろうじて見える。ここからしゃくなげのトンネル(と言ってもテープやケルンがある)を抜けると踏み跡は登山道のようになり、それをたどると涸沢1峰に到着する。
踏み跡を2峰方面に移動し、しばらく右往左往して、取り付きはここだと断定。
目指すルートは2峰と3峰の間、2峰の右スソからスタートすることになる。
関東の岩場のルート図によるとオリジナルもダイレクトも3ピッチずつ。
3ピッチだから両方登ろうか・・・なんて話しながら準備。
ルート図をコピーしていなかったので1頁ピリリとヤブってメットの隙間に入れる。
最初はオリジナルで、1ピッチ目5.9は坂リードから。
出だしの垂直部はカムで支点をとったあと左上トラバース。途中の潅木まで支点がとれず緊張。そのあとも左上気味に登るがクラックが浅くて開いているので、カムをセットするもさらに緊張。確保支点が見えてきたところでようやくハーケン発見(紅軍戦士の昔のギャク)。すごく難しいというわけではないのだが久しぶりに緊張した。
ルートを通してここの確保支点だけが懸垂リング付で新しかった。
2ピッチ目5.7は玉リード。
ダイレクトルートのピッチの方が支点が取りやすそうなのでダイレクトへ。
ハンドからワイドハンド。ここはもちろん全てカムで大テラスに到着。
3ピッチ目IVは坂リード。
1段乗り込んだ後、右往左往しながら左から登ろうとするも、乗越すためのガバに手が届かず。結局右側から登る。このピッチはオリジナルルート。
4ピッチ目10aは玉リード。
ダイレクトルート。3ピッチ目終了点から基部まで移動してカムと立ち木でビレイする。
出だしは被っていてジャミングも効かないので、黒&青エイリアンで固め取り。
そこを乗越すとハンドジャム、スタンスも出てくる。短いながら登り応えあるクラックです。
下降は50mロープちょうどで2峰・3峰間のルンゼに降り立ち、歩きと懸垂下降を交えながら基部に戻る(歩きだと思って走るとダイブします)。
久しぶりのマルチは結構楽しかった。最初の予定とは違ってオリジナルとダイレクトのミックス、玉ちゃんはクラックピッチでダイレクト、私はそうでないピッチでオリジナルになってしまった。中間支点はほとんどピンはなかったし。さらにこの日は私達だけでした。
スーパーヤマナカで買出しして、豚肉キャベツの焼肉。
15日(月) 仏岩へ
最終日はフェースにしようか・・・、やっぱ冬のいざないに行こうかね・・・、仏岩にしよか。
ということで、仏岩への踏み跡はとうに過ぎていたため、そのままヤブを直進しながら何とか基部へ。
本日も誰もおらず。脇から回り込んでトップロープを張る。この脇からの登りは青とグレーのキャメ1本ずつあると安心。
さぁバナナクラック11dだ、と取り付いたものの2人ともはじき返される。核心の大胆なレイバックが出来ない。私たちレイバック苦手なのか・・・と撃沈。
気を取り直して隣りのノーリターン10cに取り付くも、下部でパンプ。上部のフィンガークラックは何とか越える。
二人ともパンプして終了とする。腕力つけないとなぁ。
あとはスーパーヤマナカでアイス食べて、高根の湯で風呂に入って漫画読んで、韮崎駅前の鳥吉で乾杯して帰りました。
コメント
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