「はじまりはいつも三ッ峠」
まつど岳人倶楽部の誕生は2000年10月。
『私たちはスケールの大きな「岳人」になりたい。「クライマー」でも「登山者」でもなく、ましてや「ハイカー」でもない。山に憧れ、山を畏敬しながら、自由に山々を闊歩できる岳人。熱きマイアルピニズムをいつも胸に抱いて、どこまでも、より高みを目指してやまない強い「岳人」になりたいんです。友へ。これからも、いつまでも大いなる夢の続きを見よう!』(会報「岳人REPORT」1号より)
基本方針の中心には『岳人』『マイアルピニズム』『仲間』という3つのキーワードを据えた。
『岳人』つまり総合山岳人としてのアルパインクライミングを標榜して、自分の力と技術で山に登ることに喜びを感じ、一歩ずつ、でも確かな足取りで経験と自信を積み重ねて成長していくことを『マイアルピニズム』と呼んだ。
そして、共に夢を形にしていく大切な『仲間』。その輪を広げ、新しい出会いを楽しみながら、先輩から後輩へ、後輩からさらに後輩へと受け継いでいくという「登山文化の継承と発展」もテーマとした。
不安なんか無かった。山や会にかける情熱は人一倍強い4人だったから。
こうして、まつど岳人倶楽部はスタートした。
創立記念山行、2000/10/21~22。四季楽園にて持参した「立山」を飲みながら、新しい会の抱負を熱く語り合う4人。(たまたま後ろに写っているのは大森さん)